キュロス2世 Kyros Ⅱ (ギリシア語)

 …「我が主」。

  cf. ヘブライ語のアドナイ adonai「我が主」(ヤハウェのこと)を、ギリシア語訳した

  もの。キュリオス Kyrios ともいい、パウロがイエスのことを Kyrios Iesous 「我が主

  なるイエス」と呼んでいる。ギリシア語の kyros 「権威、権力」から派生。ペルシ

  ア語の原名はクリシュ。

   「理想の王」の代名詞とされ、アレクサンドロス大王やイエスにもそのイメージ

  が引き継がれた。

   キリスト教のミサ中の祈りの言葉で、ラテン語のキリエ Kyrie 「主よ」にも通じる。

  ちなみに、エレイソン「憐れみたまえ」と続く。